猫背のお子様をお持ちのお母様に
「うちの子の猫背治りますか?」
という質問をいただきます。

子供の姿勢を心配しているお母さんに
伝えたい事があります。
それは若いうちなら猫背を簡単に矯正できるという事。
子供だからこそ簡単に猫背を解消できるのです。

子供なら数回の施術と指導で将来の姿勢が大きく変わります。

もちろん大人になってからでも猫背の矯正はできます。

ただ、よっぽど猫背に悩んだり
よっぽど肩コリや腰痛などに悩んだりしないと
自分で姿勢を解消するために努力し続ける人は少ないのです。

実際、これまでの患者様で悩みの一つに「猫背」と答えた人でも
例えば「首のコリ」「腕の痛み」などの辛い症状が解消された段階で治療を一段落される方が多くいます。

ちょっと残念ですね。
猫背として大人になった人たちは猫背を受け入れてしまっています。
長い期間、背中を丸めて活動していると背骨の動きが無くなるだけでなく
猫背の状態が異常だという事も感じなくなっています。

さて、猫背の始まりはどこからでしょう?
整形外科で相談すると「遺伝」といわれてしまいます。
「遺伝」ではありません。猫背は後天的なものです。

猫背を含め全ての姿勢は「生活習慣」に作られます。
日々の生活の動きの中で「身体」は癖づけられていくのです。

なぜ親が猫背だと子供も猫背になるの?

この事も「生活習慣」が大きく関わっています。
親と同じ環境で生活し、親の姿勢を見ながら育っているのです。

この状態で成長期を終えてしまうと
猫背という状態が身体意識の中に標準になってしまうのです。

猫背にならない為には

なるべく若いうちに本来の良い姿勢を取り戻す事です。
その為には背骨の動きを取り戻す必要があります。

当院では

「背骨の関節を回復させる施術」

「動きを取り戻すための姿勢矯正体操」

「正常な姿勢を定着させる運動療法」

をそれぞれの段階で提案していきます。

なぜ猫背を子供のうちに解消したほうが良いの?

それは親が「この子の猫背を解消してあげたい」と思った時が
最大のチャンスだからです。
まだ猫背が強く定着していない段階での治療が最善です。

子供の時なら背骨の柔軟性を回復しやすく
子供の時に良い姿勢で過ごすことが
その後の健康で強い体を作ることになります。
猫背が病弱な身体の原因になります。

背骨と神経と病気の関係

親が猫背なら
子供は少しでも若いうちに、
猫背の予防運動を行いましょう。
猫背になる前からの治療が良いでしょう。